能登・七尾のさかなのブログ

石川県・能登半島の真ん中に位置する七尾市から、旬のお魚の情報や美味しい料理店or居酒屋・グルメの情報をお届けします。

大正、昭和、平成、令和と続く七尾の鰻(うなぎ)の名店 あめや@七尾市

先日、七尾市桧物町にある『あめや』さんにお邪魔しました。

こちらのお店、聞けば大正13年創業の老舗なんですね。

改築前には何度か伺ったことがあるんですが、今回、改築してから初めて伺わせていただきました。

では、いざ。


外観は黒いガルバリウム合板仕上げのシックな佇まいですが、店内は木で仕上げられた落ち着いた装いでした。




今回、職場の小規模な歓迎会で伺ったので、料理は事前に5,000円のコースを予約してありました。

カウンター席とは別の小部屋にみんなが到着すると、適当に瓶ビール数本を注文して、まずは乾杯です。

すぐに、最初の品が運ばれてきました。

卵どうふです。



七尾では、ユネスコ無形文化遺産に登録された青柏祭の時期になると、とうふの真ん中に和ガラシを入れた「茶碗どうふ」が名物なんですが、暑い日にはさっぱりした卵どうふも良いですね。

彩りと香りづけに薄くスライスしたカボスが添えられていて、味も見た目も涼しげに感じました。


↓↓↓青柏祭~青柏祭でか山保存会~↓↓↓
https://www.nanao-cci.or.jp/dekayama/


これ全く関係ない話なんですが、私、未だにカボスとスダチの違いが分からないんです。

大きい方がカボスで、小さい方がスダチでいいんでしょうかね(笑)

次の品は、蓮根のしんじょうです。



ユリ根の入った蓮根のしんじょうには、アツアツの餡がかかっていて、体も心もポッカポカになる一品でした。

次の品は、お刺身、ホタルイカのボイル、でしたが、あいにく画像の写りがよろしくなかったので、省きました。

次の品は、お待ちかねのウナギの蒲焼です。



ウナギは関東風は背開き、関西風は腹開きと調理の仕方も違いますが、焼き方やタレの味にもそれぞれに違いがあります。

こちらのお店のタレは、色味もあっさりとしていて、ウナギの焼き上がりもきれいな色合いでした。

七尾も含めた石川県は、距離的にも関東より関西に近いからなのか、ウナギ店は関西風のお店が多いように思います。

仕事で東京に行ったとき、下町の有名なウナギ店で、目の前でウナギを蒸しているのを見てビックリしたのを今でも覚えています。

次の品は、カニグラタンです。



ズワイガニの甲羅にカニの身が入ったアツアツのグラタンは、危うく口の中を火傷しそうになるほどのインパクトでした。

最後に運ばれてきたのは、ウナギの丼、吸い物、香の物でした。



ウナギの丼は我がままを言わせていただいて、タレを多めにお願いしましたが、店員の方の対応も快く、大満足の仕上げの一杯となりました。

ご馳走さまでした😆😆😆



【あとがき】

ただ、二ホンウナギは減少の一途をたどっていて、国際自然保護連合で絶滅する危険性が高い絶滅危惧種に指定され、日本の環境省のレッドリストにも掲載されています。

ニホンウナギの幼魚であるシラスウナギの漁獲も減少しており、ニホンウナギの完全養殖も順風満帆と言う状況ではありません。

ウナギを食べるたびに、そんなウナギの現状を思いだすので、後味が少しほろ苦く感じます。



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店名:あめや
住所:石川県七尾市桧物町27-9
電話:0767-53-0194
営業:11:00~14:30、17:00~21:30
休日:日曜日

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